WebライターやWebデザイナーなど、フリーランスとして働く方にとって、お休みの取り方は大きな悩みですよね。
会社員には有給休暇がありますが、フリーランスの場合「休む=収入ゼロ」になるため、「休みたいけど、休むことに罪悪感がある」「クライアントにどう連絡すれば失礼にならないか」と悩む方は非常に多いのです。
特に、子どもの急な発熱などで当日休まざるを得ない事態は、主婦フリーランスにとって避けられない問題でしょう。
この記事では、フリーランスの休みに関する法的・心理的な不安を解消し、クライアントからの信頼を失わずに賢く休息を取るためのノウハウを、具体的なメール例文5選を交えて解説します。
この記事で分かること
- フリーランスのお休みの、法的立ち位置
- 会社員との決定的な違い
- 「休みすぎ」の罪悪感をなくす考え方
- クライアントに迷惑をかけないための事前準備と賢い休み方
- シーン別に使える連絡メール例文
- シフト管理されてうまく休めない、偽装請負のリスク
それでは詳しく見ていきましょう。
フリーランスの休みは「自己責任」。会社員との契約の違い
まず大前提として、フリーランス・業務委託は、法的に「休み」が保証されていません。
会社員が労働基準法によって「有給休暇」や「休日」を保証されているのに対し、業務委託契約は労働基準法の適用外です。
つまり、休むことは完全に自由ですが、休んだ分だけ業務が停滞し、その責任は全て自分にある、というのがフリーランスの「休み」の基本原則なのです。
- 有給休暇がない根本理由
- フリーランスは、休むことによるリスクを確認
- 会社員とフリーランスで意識を変えるポイント
まずはこのお話をしていきます。
業務委託契約に「有給休暇」が存在しない根本理由は
業務委託契約は、労働力を提供する「雇用契約」とは異なり、
- 成果物の納品
- 業務の遂行
などを目的とした対等な契約です。
納期と成果物がきちんとしていれば、あなたがいつ、どこで、どれだけ働くかは、全て自分で決められるのです。
この自由がある代わりに、会社員のような有給休暇の制度は存在しません。
フリーランスが休むことで発生するリスクは、契約書で確認を
ただし、フリーランスがいくら自由とはいえ、休むことによるリスクは最小限にしたいもの。
業務開始前には必ず契約書や覚書で以下の点を確認しておきましょう。
- 納期遅延時のペナルティ(損害賠償・違約金)の有無
- 納品物の瑕疵(かし)に対する責任範囲
- 契約解除の条件
① 納期遅延時のペナルティの有無
契約書に「納期が〇日以上遅延した場合、請負金額の〇%を違約金とする」といった条項がないかを確認してください。
② 納品物の瑕疵(かし)に対する責任範囲
体調不良で作業精度が落ち、納品物にミスがあった場合の対応(無償での修正義務など)を把握しておく必要があります。
③ 契約解除の条件
「体調不良による〇日以上の業務停止」など、契約が打ち切られる条件を理解しておきましょう。
会社員とフリーランスの違いで意識を変えるべきポイント
そして、フリーランスとしての考え方も重要です。
この意識の切り替えが、「休み方」の悩みを解決する鍵になってくるでしょう。
つまり、休むことへの許可をクライアントに求めるのではなく、「業務遂行に必要な時間は、自分で調整する」という意識を持つことが大切なのですよ。
「休み」が怖い方へ 業務委託で休む罪悪感をなくす考え方
まず、覚えておいてほしいことは、
フリーランスが休みすぎに罪悪感を抱くのは、「休んだら収入が途切れる」「クライアントに契約を切られるかもしれない」という恐怖が根底にあるからでしょう。
しかし、心身を壊してしまっては、質の高い仕事は絶対にできません。
- 休息は、未来への投資
- 休みすぎで契約解除にならないライン
- 休む勇気を持つ
フリーランスとして長く活躍するためには、これらのポイントをおさえ、賢く休み・罪悪感を断ち切ることが不可欠です。
休息は「未来のパフォーマンスへの投資」だと捉える
心身が疲弊した状態で仕事に取り組んでも、ミスが増えたり、納期が遅れたりするリスクが高まります。
これはクライアントにとっても、あなたにとっても最悪の結果です。
休息は、高い集中力を維持し、クオリティの高い成果物を継続して提供するためのエネルギーチャージであり、「未来のパフォーマンスへの投資」だと捉えましょう。
あなたが最高の状態で仕事に取り組むことは、クライアントにとってもメリットなのですよ。
「休みすぎ」で契約解除にならないための明確な線引き
クライアントが最も懸念するのは、あなたの「休み」そのものではなく、「業務が停滞し、事業に支障をきたすこと」です。
休みすぎによって契約解除のリスクが高まるのは、以下のいずれかの状態になった場合です。
- 納期遅延が常態化する(最も危険)
- 連絡が取れない時間や期間が長すぎる
- 成果物の質が著しく低下する
裏を返せば、納期を厳守し、連絡を密にし、質の高い成果物を納品できていれば、プライベートでどれだけ休んでいても問題ありません。
これは自己管理能力の問題なのです。
精神的な健康もプロの責任!休む勇気を持つ
フリーランスは、仕事にプラスして家事もしなければならないという人も多いですよね。
「メンタルやばい時、仕事を休んでもいいですか?」という検索キーワードがあるように、精神的な健康を損なう一歩手前まで無理をしてしまう方も少なくありません。

私も、全てを投げ出したくなるほど追い込まれていた時がありました…!
自身の心身の健康を管理し、仕事に悪影響が出ないよう調整することは、プロフェッショナルとしての重要な責任の一つです。
クライアントに迷惑をかけない「賢い休み方」の事前準備
フリーランスが安心して休みを取るためには、連絡の文面も大事ですが、クライアントに安心感を与える事前準備も欠かせません。
次の章で 休みの連絡メール例文5選 をご紹介しますが、できる限りこの事前準備もあわせて行ってくださいね。
- 早めの連絡と代替案
- 緊急時の為のリスクヘッジ
- 業務報告と引継ぎ
1. 賢く休むための連絡の鉄則は、報告+代替案
休みの連絡は、「謝罪」よりも「業務の調整報告」と捉えましょう。この意識転換が、罪悪感を減らし、プロとしての信頼を高めます。
- 早期連絡…長期休暇は少なくとも2週間前、子どもの病気など急な場合は判明した時点ですぐ連絡する。
- 代替案の提示… 休むことによる影響と、それに対する具体的な解決策(代替案)を必ずセットで伝える。
2. フリーランスのための緊急時リスクヘッジ
主婦フリーランスなどお子さんがいる家庭では、子どもの体調不良は避けられません。
緊急時にクライアントの業務を止めないための事前準備は日頃からしておきましょう。
- 納期に「バッファ(予備日)」を設ける
- 業務の優先順位をつける
- 緊急連絡手段とルールを確認する
納期に「バッファ(予備日)」を設ける
子どもの急病や自身の体調不良に対応できるよう、余裕を持った納期を設定しておきます。タイトすぎる納期で契約しないことが、まず第一の防御策です。
業務の優先順位をつける
緊急度の高い業務・納期をずらせる業務をリスト化しておきましょう。これにより、急なお休みでも「何を最優先で対応するか」が明確になり、効率よく動くことができます。
緊急連絡手段とルールを確認する
メール以外に、チャットツールや携帯電話など、緊急時に確実に連絡が取れる手段と、その連絡のルールを取り決めておくのも安心ですね。
そこまでしなくても…という方も、クライアントの傾向・お休みに対する考え方は知っておいた方が今後のためになるでしょう。
3. 長期休暇を取得する際の業務報告と引継ぎ
お盆や年末年始など、あなたが長期で休む場合には、クライアントの業務が完全にストップしないよう、進捗度の報告や引継ぎの準備をしておくと信頼度が格段に上がります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 途中成果物の納品 | 休暇に入る直前に、作業途中のファイルや進捗報告を納品する。 |
| オートリプライ設定 | メールの自動返信設定に、不在期間と緊急連絡先を明記しておく。 |
| カレンダー共有 | 休業期間をクライアントのカレンダーに登録したり、プロジェクト管理ツールで「不在」に設定したりする。 |
【シーン別】フリーランスの「休み連絡メール例文」5選と、伝え方の極意
それではお待たせしました。
フリーランスの休み連絡メールの例文をご紹介しましょう。
- 長期休暇の連絡メール
- 納期直前の緊急事態
- 当日の体調不良
- 半休を取得したい時
- 学校行事など、数時間の用事
ここでは、フリーランスが特に直面しやすい5つのシーンに分けて、連絡メールの例文と、プロとして失礼のない伝え方の極意を解説します。
お休みの連絡メールは、クライアントからの信頼を試される瞬間。

感情的にならず、簡潔に、そしてプロフェッショナルに対応するのが◎ですよ。
1.長期休暇(里帰り・年末年始など)の連絡メール例文
POINT ! 長期の休みは業務の調整が主な目的になります。少なくとも2週間前には相談し、業務調整を「お願い」する姿勢と、代替案を明確に提示しましょう。
件名:〇月〇日~〇月〇日の業務に関するご相談と調整のお願い
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
私事ではございますが、〇月〇日(〇)から〇月〇日(〇)まで、お休みを頂きたくご連絡いたしました。
つきましては、現在進行中の以下の業務について、ご相談させていただけないでしょうか。
- 〇〇の原稿:【〇月〇日(〇)までに先行して納品いたします。】
- 〇月〇日納期の〇〇案件:【予定通り納品予定ですが、念のため、最終納期を2日後の〇日(〇)に延期させていただけませんでしょうか。元の納期(○日)よりも遅れが生じる場合は、その時点でご連絡させて頂きます。】
また、期間中はメールの確認頻度が下がってしまいますが、緊急のご連絡は〇〇にて対応可能です。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、ご検討いただけますようお願い申し上げます。
〇〇(氏名)
2.納期直前、緊急事態で休む場合の「納期再調整」依頼メール例文
POINT ! 納期直前は特に切羽詰まった状況です。謝罪の意を深く示しつつ、新しい納期は必ず遵守するという強い意志を伝えます。
件名:【重要・緊急】〇〇案件の納期再調整に関するお願い
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
大変申し訳ありません。
私の不注意により手を怪我してしまい、本日納期の〇〇案件が、本日中に納品困難となってしまいました。
つきましては、誠に勝手なお願いではございますが、納期を〇月〇日(〇)の午前中までに再調整して頂けませんでしょうか。
次の納期は必ず厳守し、ご迷惑をおかけした分、最大限のクオリティで納品することをお約束いたします。
ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
ご確認の程よろしくお願い致します。
〇〇(氏名)
3.当日の体調不良・子どもの発熱による欠勤メール例文
POINT ! 「迅速な報告」「理由の簡潔化」「代替案の提示」の3点を守りましょう。謝罪の言葉だけでなく、業務への影響を最小限にするための具体的行動を伝えることが重要です。
件名:【緊急】業務の遅れに関するご連絡と代替案(氏名)
〇〇様
お世話になっております。
大変申し訳ございません。
本日、子どもの急な体調不良により、終日業務を停止させていただきたいです。
本日予定しておりました業務については、以下の対応を考えております。
- 【本日14時〆切の〇〇業務】…大変恐縮ですが、明日午前〇時までの延期は可能でしょうか。最優先で納品いたします。
- 【本日の定例ミーティング】…明後日の同時刻にお願いできませんでしょうか。
緊急性の高い対応があれば、お手数ですがご連絡いただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
何卒宜しくお願い致します。
〇〇(氏名)
4.半休を取得したい場合の連絡メール例文
POINT ! 作業可能な時間を明確に伝え、連絡可能な時間帯も併記します。午後に休む場合でも、午前中の業務の進捗状況を記載すると安心感を与えられます。
件名:本日午後の私用に関するご連絡(氏名)
〇〇様
お世話になっております。
本日、私用で外出の予定がありますため、大変恐縮ではございますが、午後〇時以降は業務対応ができません。
〇時までは通常通り対応致しますので、急ぎの確認事項などありましたら、午前中までにお願いできれば幸いです。
また、現在ご依頼頂いている案件の納期に支障はございません。
【本日の対応予定】
- 午前中:〇〇の原稿最終チェック完了
- 午後〇時まで:〇〇のミーティング資料作成を〇割完了予定
ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(氏名)
5.数時間の用事(学校行事など)で数時間連絡が取れない場合の連絡例文
POINT ! 業務を完全に停止するわけではない場合でも、普段から頻繁に連絡を取り合うクライアントなら、重要な連絡が取れなくなる時間帯を事前に伝達することで、不安を与えないようにします。
件名:〇月〇日 〇時~〇時の連絡遅延に関するご連絡(氏名)
〇〇様
いつもお世話になっております。
来週の〇月〇日(〇)ですが、子どもの学校行事のため、午前〇時~午後〇時までの間、ご連絡が遅れる可能性がございます。
業務自体は〇時に再開予定で、緊急の際はチャットワークでご連絡いただければ、可能な限り対応いたします。
ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
〇〇(氏名)
元から連絡頻度の低い案件・クライアントの場合は、半休などのお休み連絡は不要かもしれません。
(例えばデザイン作成案件で、納期が1週間以上先など。)

あなたのケースに合わせて臨機応変に活用してくださいね!
番外編 業務委託なのにシフト管理?フリーランスが知っておくべき「偽装請負」リスク
最後は、番外編「偽装請負」のリスクも確認しておいて。
もし、シフト管理されていて、うまく休めないという方は要注意です。
例えば、「業務委託なのに、毎日出勤時間や退勤時間を報告させられる」「〇時に必ずPCの前にいるように言われる」などのケース。
これは業務委託契約の原則に反している可能性があり、偽装請負のリスクがある状態かもしれませんよ。
- 偽装請負とは
- 偽装請負によるリスク
- 偽装請負の具体例
- これらの不当指示への対処法
順番に解説します。
偽装請負とは「雇用関係」と見なされる可能性がある状態
偽装請負とは、契約上は「業務委託」であるにもかかわらず、実態はクライアント企業と「雇用関係」に近い状態で働いていることを指します。
業務委託契約においては、
- 業務の進め方
- 作業場所
- 働く時間
などについて、クライアントが具体的な指揮命令権を持つことは原則ありません。
なぜなら、クライアントは「成果物」に対して対価を支払うからです。
偽装請負のリスク
偽装請負が問題となるのは、本来適用されるべき労働法規が無視されてしまうからです。
これは、クライアント側(発注元)にも、フリーランス側(労働者)にも、大きなリスクと問題点をもたらします。
発注側のリスク・問題点
- 法的罰則・追徴課税… 労働保険料(労災保険・雇用保険)や社会保険料の支払いを遡及して求められる、または刑事罰や行政指導の対象となる。
- 企業イメージの低下… 法令遵守意識が低い企業として、世間からの信用を失う。
- 契約の不安定化…: 労働者からの訴えにより、契約が無効となる可能性がある。
フリーランス側のリスク・問題点
- 労働者保護の欠如… 実際は雇用形態で働いているのに、有給休暇、残業代、解雇予告手当、社会保険などの労働者としての権利が一切適用されない。
- 責任の不均衡… 業務の進め方を指示されながら、業務上のミスや損害に関する責任は業務委託として個人で負わされる。
- 税務上の問題… 業務委託として確定申告していても、実態が雇用とみなされれば、税務処理に影響が出る可能性がある。
これらの問題が生じてくるのですね。
それでは、どういった場合に偽装請負を疑うべきなのでしょうか?
偽装請負を疑うべき具体的な指示
もし、クライアントから以下のような指示を受け、それに従わざるを得ない状態が続いているなら、偽装請負の可能性が高まります。
- 業務の進め方や手順について、細かく指示される(=指揮命令の存在)
- 特定の時間(〇時~〇時)の勤務が義務付けられている(=時間的な拘束)
- クライアントの都合で、仕事がない日でも待機を命じられる
上記のようなことがないか、一度立ち止まって考えてみましょう。
不当な指示を受けた場合 対処法と交渉のポイント
もし上記の例のように、指示が不当である可能性があるのであれば、まずはクライアントにきちんと伝えることが必要です。
フリーランスが「自由な働き方」を守るためには、契約の基本を知り、プロとして対等に交渉する力が重要なのですよ。
- step1契約内容を確認する契約書に「労働時間の指定」に関する記載がないかを確認しましょう。
- step2プロとして対話する「業務委託契約に基づき、成果を出すために作業時間の配分は自由に行いたい」とクライアントに丁寧に伝え、業務内容の調整を提案します。
- step3合意が得られない時は交渉によって契約内容の是正が困難な場合は、時間拘束や指揮命令の証拠を記録・保全してください。その上で、労働基準監督署や弁護士などの専門機関に相談し、契約の維持または終了について法的なアドバイスに基づき判断することが重要です。
偽装請負が発覚した場合、クライアント企業側が罰則を受けるリスクがあります。この点を理解した上で、あくまで「双方にとって健全な契約を維持したい」という姿勢で臨むことが大事ですよ。
フリーランスの休みと連絡に関するよくある疑問Q&A
その他、フリーランスの休みと連絡に関するよくある質問をまとめました。
- フリーランスは休みすぎ?
- 月に何日くらいなら休んでもいい?
- 休む時の連絡方法はLINEやチャットでもいい?
ひとつひとつお答えしていきますね。
フリーランス・業務委託は休みすぎと言われていますか?
そう言われることもありますが、納期と成果を守っている限り、「休みすぎ」ではありません。
この言葉は、「収入がないのに休んでいる」、または「納期が守れていないのに休んでいる」状態に対して向けられることが多いのです。
プロとして成果を出し、クライアントからの信頼を得ていれば、個人的な休みの頻度を気に病む必要は全くありません。
また、不要な部分まで事細かくお休み連絡をしていると「また休み?」と思われる可能性もあるかもしれないので、お休みの連絡は相手に応じて必要な分だけに留めるようにしましょうね。
フリーランス・業務委託は、月に何日くらいなら休んでいいですか?
明確な目安はありません。極端な話、納期さえ守れば何日休んでも自由です。
ただし、自己管理として「月間でどれだけの業務量を受注し、それを達成するためには週休〇日が必要か」という視点で、ご自身で労働時間を設計することが重要です。
一般的には週休2日を確保するのが、健康維持の観点から望ましいでしょう。
休む時の連絡はLINEやチャットツールでも良いですか?
緊急を要する当日の欠勤報告は、最も早く相手に届く手段(チャットやLINE)で行うべきです。
ただし、「長期休暇の依頼」や「納期の大幅な変更」など、重要なやり取りはメールに残す方が、記録が残り、プロフェッショナルな対応と言えるでしょう。
LINEやチャットで一旦報告した後、改めてメールで詳細を伝えると、とても丁寧な対応ですね。
まとめ|休み連絡は「業務報告」!安心感を与えるプロの対応を
今回は、フリーランスの休みの連絡について、法的立ち位置から具体的なメール例文まで解説してきました。
フリーランスの休みは、保障された権利ではなく、自己責任に基づく自由。
その自由を享受するためには、「休んでも対応がきちんとしている」という安心感をクライアントに与える事が、プロとしての対応です。
今回のまとめ
- 休みは「自己管理」の一環…質の高い成果を継続するために休むというマインドを持つ。罪悪感は不要。
- 納期と責任の理解…業務委託には有給はない。休むことは、納期遅延のリスクと責任を負うことを意味する。
- 「報告+代替案」の徹底…休み連絡は「謝罪」ではなく「業務の進捗報告と、その後の具体的な解決策(代替案)」をセットで伝える。
- 事前の準備も必須…緊急時に備え、業務の優先順位の共有、連絡手段の確認、納期にバッファを設けるなどの対策をしておく。
これらのノウハウを活かし、ご自身の裁量で仕事と休息のバランスを取りながら、理想のフリーランスキャリアを築いていってくださいね!


