フリーランスにボーナスは無いけど、報奨金もらえました！賞与あり案件の探し方・体験談

フリーランスとして働いていると、ふと「ボーナスって、やっぱり羨ましい…」と思う瞬間、ありますよね。

実は、フリーランスでも案件次第で“賞与的な報酬”をもらえるケースがあるんです。

この記事では、実体験とともに「フリーランス ボーナス」にまつわるリアルをお届けします。

• なぜフリーランスにはボーナスがないのか
• 例外的に報奨金がもらえるケースと実例
• 賞与がもらえる案件の見つけ方
• 自分が支払う立場になるときの注意点
• フリーランスとボーナスに関するQ＆A

それでは、気になるフリーランスのボーナス事情について詳しく見ていきましょう。

フリーランスにボーナスはない？その理由と例外

結論から言えば、フリーランスにボーナス制度は基本的にありませんが、全く希望がないわけでもありません。

この章では、ボーナスの仕組みの違いと、例外的に支給されるケースについて詳しく解説します。

会社員のボーナスとは仕組みが違う

まず前提として、会社員のボーナス（賞与）は、雇用契約に基づく賃金の一部として扱われています。

支給額は会社の業績や個人評価に応じて変動しますが、「就業規則」や「給与規定」などでルール化されているのが一般的です。

一方で、フリーランスは会社に雇用されていないため、給与や賞与という概念がそもそも適用されません。

クライアントとの契約は「業務委託契約」であり、労働基準法の対象外となるのです。

原則、フリーランスに賞与制度は存在しない

フリーランスは案件ごとに報酬を受け取るスタイルが基本ですよね。

そのため、企業側が「この月に何ヶ月分の給与をボーナスとして支給する」といった制度を設ける義務はありません。

つまり、

と考えるのが一般的でしょう。これは、福利厚生や年金制度などでも同じです。

でも“例外”として報奨金や特別報酬が出ることも

とはいえ、フリーランスとして活動していても、例外的に“ボーナスのような報酬”をもらえることはあります。

たとえば以下のようなケースです。

こういった特別報酬は、クライアントとの信頼関係が築けているからこそ発生するもので、正確には「賞与」ではなく「臨時報酬」として扱われます。

「もらえる前提ではない」ということは意識しておきたいですね。

フリーランスの私がボーナスをもらった体験談

さてここで、記事タイトルにもなっている、私の体験談をご紹介します！

フリーランスでもボーナスのような手当を頂けましたよ。

このあたりついて詳しくお話しますね。

ボーナスをもらえたフリーランスの仕事とは？

私がボーナスを頂いた仕事は、ずばり「webライタ―」の仕事になります。

この案件では、ブログの立ち上げから携わっており、もともと報奨金について記載のあった契約でした。

立ち上げからなので、そう簡単に達成はできませんでしたが、コツコツと継続してきて、やっとたどり着いたという感じです。

仕事の継続期間は？

この案件を頂いたのは、実は他の仕事で携わっているクライアント様でした。

なので、ブログ立ち上げ前から合計すると、1年半以上のお付き合いになると思います。

フリーランスにとって、ご縁や継続力は本当に大事だとつくづく感じるところです。

では、そんなボーナスありのフリーランスの案件探しのコツはあるんでしょうか？次の章でご紹介していきますね。

フリーランスでも“賞与あり”の案件はどう見つける？

フリーランスにボーナス制度は原則ないとはいえ、「賞与ありの案件に出会いたい」「少しでも多く評価されたい」と願うのは自然なこと。

この章では、ボーナス的な報酬が期待できる案件の探し方や、実際に報酬アップにつながる行動について解説します。

「業務委託だけどボーナスあり」の求人がある

クラウドソーシングや求人サイトで「業務委託 ボーナス」「フリーランス 賞与あり」などと検索すると、稀に「業務委託契約だが、特別報酬支給あり」といった条件の求人が見つかることがあります。

たとえば、以下のような文言で記載されているケースがあります。

これは厳密には「賞与」ではありませんが、会社員のボーナスに近い運用と言えるでしょう。

報酬条件欄にまでしっかり目を通すと、意外と見つけられるものですよ。

ボーナス的な待遇に出会うための近道は？

フリーランスとして報酬アップやボーナス的な待遇を目指すなら、「継続性や責任感のある案件」を意識して探すのがポイント。

これらの案件では、企業側との信頼関係も築きやすく、報奨金や成果報酬といった形で感謝の気持ちが支払われるケースがあります。

とくにディレクター業務などは、「役職手当」のような安定した報酬や待遇を提示しやすいものですよね。

報酬アップ・ボーナスに繋がるポイントは？

では、どうすれば“信頼からの特別報酬”につながるのでしょうか？ 以下のようなポイントを意識してみてください。

こうした積み重ねが「この人と長く仕事をしたい」「報酬でも応えたい」という心理に繋がるのです。

個人事業主が従業員に賞与を支払う側の注意点は

さて、逆に個人事業主として従業員を雇っている場合、「ボーナスを出してあげたい」と思うタイミングがあるかもしれません。とはいえ、賞与には制度上の注意点や、経費処理のルールがあります。

ボーナスを受け取る側も、これらの事を知っておいた方が、よりクライアントや案件への理解に繋がるでしょう。

ひとつずつ解説していきます。

賞与の額やタイミングの決め方は？

まず大前提として、個人事業主が賞与を出すかどうかは自由です。会社員と異なり、法律で「必ず支給しなければならない」といった義務はありません。

ただし、継続的に従業員を雇っている場合、以下のような基準を設けておくと公平性が保たれやすくなるでしょう。

基準をあらかじめ設定しておくことで従業員に安心感が生まれ、モチベーション維持にもつながりますね。

賞与を出すには就業規則・契約書に明記する

従業員に賞与を支給する予定がある場合は、事前に就業規則や雇用契約書などに明記しておくことも重要です。

たとえば以下のように記載しておくとよいでしょう。

「会社の業績および本人の勤務成績を勘案し、年に1度、賞与を支給する場合がある。」

このように、頻度も含めて明記しておけば、ワーカーとの認識齟齬が起きにくくなりますね。

なお、賞与を「完全に裁量で決めたい」場合は、“支給する場合がある”という表現にしておくのが望ましいです。

仕訳や経費計上のルールに注意しよう

そして賞与を支給したら、会計処理や税務上の対応にも注意が必要です。

個人事業主が従業員にボーナスを出すときは、「給与手当」や「賞与」として経費計上できます。

具体的な仕訳例は以下のとおりです。

※社会保険に加入している場合は、保険料の計算も必要です。

また、「自分自身に対する賞与」は経費にできないため、あくまで従業員に対する支給である点に注意しましょう。

フリーランスとボーナスに関するよくある質問と答え

「フリーランスにはボーナスがない」と聞いて不安になる方も多いでしょう。ここでは、フリーランスとボーナスに関する代表的な疑問に、できるだけ分かりやすくお答えしていきます。

フリーランスは、ボーナスがないから損する働き方ですか？

たしかにフリーランスには会社員のようなボーナス制度はありませんが、報酬の自由度や、頑張りに応じて収入が上がるという利点もあります。

フリーランスだからこそ、自分で報酬交渉ができる余地もあるのです。

ただし、定期的な賞与がない分、収入の変動に備えて自己管理や貯蓄の習慣はとても重要になってきますね。

個人事業主がボーナスをもらった時の仕訳は？

売上高でも雑収入でも、どちらでも大きな問題はありませんが、「本業の延長線上」と判断できる場合は「売上高」の方がより適切と言えるでしょう。

このようにボーナスをもらった時は、適切に会計処理する必要があるので覚えておいて下さいね。

フリーランス ボーナスに関するまとめ

この記事では、フリーランスでもボーナスがもらえる案件の探し方や、実際に賞与を得られた体験談などをご紹介してきました。

• フリーランスには原則ボーナス制度がない
• 例外的に「特別報酬」や「報奨金」をもらえることがある
• 業務委託でも賞与ありの求人や案件は検索できる
• 信頼を積み重ねれば、報酬アップやボーナスに繋がることも
• 自分が支払う立場になる場合は、仕訳や就業規則に注意

「フリーランスのボーナス」は確かに簡単に得られる訳ではありませんが、働き方次第でチャンスが生まれる可能性を大いに秘めているのです。

自分が納得のいく評価を得るためにも、日々の仕事に誠実に向き合っていきましょうね。